ヴァレンティーナ
先日、QUMAYさんのところで入手した本に『恋するAI探偵』というのがある。
著者はドナ・アンドリュースで会社のネットワーク上に存在する人工知能チューリングが自分をプログラムしてくれたプログラマー・ザックが行方不明になったのでその捜索をするというストーリーだ。
実のところネット上に存在する人間と区別が付かない人工知能というのに非常に惹かれる。
石田衣良氏の『アキハバラ@DEEP』に出てくるユイなんかもそうだ。
俺にとってその原典とも言えるのがJ.ディレーニイ、 M.スティーグラーによる『ヴァレンティーナ コンピュータネットワークの女王』との出会いだろう。
ちょうど最初に就職したころに新潮文庫で読んだのだ。
当時は仕事柄、人工知能に非常に興味を持っていたので、珍しく翻訳物であるにもかかわらず読んだのだ。
今にして思えば、ユイとヴァレンティーナは似ているかもしれない。
さてヴァレンティーナという名前は俺にとっては、もうひとり印象深いものがある。
グィド・クレパクスのコミックの主人公である。
と言っても洋物コミックなんて俺が読むわけない。
最初に知ったのはLDで手に入れた洋画だった。
ちょっとHっぽい世にも奇妙な物語といった感じの3話オムニバスの映画だった。
その男勝りでセクシーな主人公がグィド・クレパクスの『ヴァレンティーナ』だったのだ。
それから何度もグィド・クレパクスの絵とはニアミスを繰り返し、ネット時代となった今、『ヴァレンティーナ』とグィド・クレパクスがようやく俺の中で結びついたのだった。
そういえばブチャラティが女装したらヴァレンティーナに似てるかもしれない。
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コメント
とれびあ?
ヴァレンティーナの表紙は江口寿志だ。
#家にまだあるはず
##これと致死性ソフトウエア(だったっけ?)は捨てれずに持ってます。
投稿: ゆえ | 2008年5月29日 (木) 17時35分
あの表紙って江口さんだったの!?
おもわず画像をぐぐっちゃったよ。
投稿: さいだ | 2008年5月30日 (金) 09時13分