南海の大決戦
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海の底 (角川文庫)
著者:有川 浩 |
昨日の『空の中』に続き『海の底』を読了。
米軍横須賀基地が春のイベント「桜祭り」で盛り上がる中、人間大の巨大ザリガニが大量発生。
海中でも群れをなしている巨大ザリガニのせいで停泊中の海自潜水艦「きりしお」は身動きが取れず、乗員は艦を捨てて避難することになる。
艦長と共にしんがりを務めていた問題児の夏木と冬原は逃げまどう子供の集団と出会う。
子供達を助けたために退路を断たれた3人は子供達と共に「きりしお」に戻り立てこもることにするが、ハッチを閉めるため艦長が犠牲になる。
一方で警察側でも烏丸参事官と明石警部は機動隊に取り残された民間人の救出を指示する。
そして深海生物学者の芹澤を呼んで巨大ザリガニ「レガリス」への対応策を練る。
と言う感じで、今回も二元放送(ネット上のオタクたちも入れれば三元放送か)で進む海獣パニックもの。
とは言え、そこは有川浩のこと。
恥ずかしいラブコメも健在だ(笑)
しかしこの話のメインの登場人物っていろんな意味での問題児だらけだな。
子供たちの中での問題児・圭介は本当に困ったものだが、最後にはひねくれながらも成長を見せてくれたので良しとするか。
後、県警の明石警部のゴジラリスペクトがいろいろと笑えた。
電流を流した柵でレガリス防衛線を作るとか、博士の名前が「せりざわ」なので縁起がいいとか。
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