王手飛車取りは関係ない
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
著者:歌野 晶午 |
ベイダー卿こと頭狂人(とうきょうと)はネットで知り合った044APD(コロンボの愛車のナンバー)、aXe(あっくす)、ザンギャ君、伴道全教授(ばんどうぜんきょうじゅ)と1人が出題役となり、残りの4人がトリックを解明する探偵ゲームをやっていた。
しかし出題されるのは、出題者が実行したリアルな殺人。
出題者からのヒントだけでなく、新聞やテレビ、ネットからの情報や、あるいは現地を見に行って推理するというもの。
連続殺人のミッシングリンク、密室殺人、アリバイトリック……
果たして今度はどんな殺人事件が引き起こされるのか。
そして彼らを待つ意外な結末とは?
『女王様と私』は主人公があまりにも嫌だったので、途中で放り出したままになっているのだが、こっちはさっくりと読了。
ゲームのために知人や家族まで殺してしまうような人格破綻者の集まりなのに、それほど嫌味にならないのは、ほとんどの登場人物が明るいからだろうか。
続編が出ていて、なんでも3部作構想らしいので、この後も順次、文庫落ちしてくれることを望む。
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