不確定未来

確定未来
　この間から何度かブログに書いている『七花、時跳び!』でもそのへんのパラドックスに触れている。
最終章の『ウインター・タイムマシン・ロックス』で偶然3年後にタイムトラベルした主人公だが、未来の自分は姿を現さず、メールで指示を送ってくる。
3年前の自分に未来の自分を確定されて余計なパラドックスを引き起こすのを恐れているようだが、最終的に自分が何時どんなメールを送ったかの予定表を送ってくれる。
結局3年後の自分の行動を縛っているわけだが、当然自分も3年前に受け取った予定通りに行動しているわけで……
このリストを最初に作ったのは誰だ?
また主人公は、夏から冬へタイムトラベルしたせいで、近所のし○むらで服を買えなければ最低でも風邪をひいていたと思い、3年後までしま○らが潰れないように衣料品はしまむ○で買おうと決意したり（笑）
もともとはタイムトラベルをしても何も変わらなかったせいで、主人公は何をやったところで未来は確定されていると思ってしまいやる気を無くしていたのだが、この一件で未来を知らなければ、それは不確定と同じことだと思い直してやる気を取り戻すという話だった。
話の内容は『サマータイムマシン・ブルース』を元にしているようで、おバカな内容になっているがロジカルタイムトラベルと言って差し支えないだろう。
くれぐれも『つばき、時跳び』と比べないように。