とある魔女の電磁加速飛翔体発射砲(レールガン)
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小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)
著者:南井 大介 |
サピア共和国の内戦に介入しているレヴェトリア皇国とヴェストニア共和国だったが、戦況は泥沼化寸前。
前線での戦闘から帰ってきたレヴェトリア皇国空軍のクラウゼ・シュナウファーは突如、現れた親衛隊に拉致同然で本国へと連れ戻される。
そこで待っていた任務とは、わずか16歳の天才少女アンナリーサ・フォン・ラムシュタインのお守りだった。
手始めに実用化を見送られていた電磁加速飛翔体発射砲を実用化してガンシップへ搭載してしまうアンナリーサだったが、時同じくしてヴェストニア共和国の気違い賢者ルイ・シャルル・ド・アジャンクールも電磁加速飛翔体発射砲を開発し、対空兵器として前線に配備されるのだった。
オンナリーサとアジャンクールという二人の天才は個人的な遺恨もあり、兵器開発競争は熾烈を極めると思われたが……
前作『ピクシー・ワークス』で天才少女たちが一致協力する話だったが、今回は天才対天才の兵器開発競争の話。
しかも『ピクシー・ワークス』がひとりの犠牲者も出さないように努力する話だったのに対し、こちらでは二人の開発競争の結果、戦場で多くの人が死んでいく。
もっとも最終的には彼らも一刻も早く戦争を終結させる=最小限の犠牲で済ませるために努力をしてはいるのだが……
いろんな意味で前作とは対称的だったが、やはりおもしろい。
それぞれのキャラも立っているし。
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