引き籠り探偵は引き籠もってろ
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踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
著者:北山 猛邦 |
どうも合わなかった。
何もかもが中途半端な感じがする。
名探偵音野は気が弱い引き籠もりなのに無理矢理とはいえ現場へ行って謎を解く。
しかもあれだけ嫌がっているのに何故か弁当を持ってピクニック気分である。
ワトソン役の白瀬は音野の保護者気取りが鼻につく。
しかも彼が用意した事務所は話が進むたびに酷くなってくる。
岩飛警部は体育会系の人間で俺がもっとも苦手とする人物だ。
この手の人間と音野のようなおどおどした人間を会わせてはいけない。
探偵が探偵なら犯人も犯人である。
ほとんどの犯人がどうしようもない連中である。
特に『毒入りバレンタイン・チョコ』の犯人。
『時間泥棒』の犯人もどうかと思うがこいつはさらに輪を掛けて酷い。
まさしく「こいつはくせえッー! ゲロ以下の(ry」である。
まぁ登場人物としては『毒入りバレンタイン・チョコ』に出てきた高庭警視は良かった。
いわゆる金田一少年における明智警視のような感じで。
詰めの甘い音野に対して自分の負けをあっさり認めただけでなく、見事なフォローまでしてくれた。
『ゆきだるまが殺しにやってくる』の深津と美子もいいが、これは別の意味でだ。
というか、この『ゆきだるまが殺しにやってくる』はギャグなのか?
タイトルからしてそうだが、最後のオチはあんまりである。
ここでハタと気付いたが、このシリーズって実はギャグなのか?
所謂バカミスとして読めば良かったのか?
それと音野と白瀬はBL的な見地から見ればグッジョブなのだろうか。
まぁそっちは俺には理解出来ないのでパスするが。
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