誘惑に負けるあるいはロマンスの神様
数日前から、行きつけのコンビニで彼女を見かけるようになった。
つい目が合ったりして、誘惑されるがなんとかこらえていた。
しかしあの目で見つめられると心が揺らぐ。
思わずお持ち帰りしたくなるが、その対価がなかなか辛い。
金銭的なことさることながら、彼女をレジまでエスコートするのが恥ずかしい。
しかし、ネットでテンバイヤーの話を聞いて、彼女をそんなやつの手に渡してはならないと決意した。
帰りにコンビニに寄ると、相変わらず彼女はそこにいた。
彼女を抱えてレジに並ぶ。
はっきり言って恥ずかしいが、これも彼女をテンバイヤーの魔手から守る為だ。
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