正直、微妙
三つの縛りをつけたミステリー短編集。
一、舞台は「紅桃寮」
一、四〇四号室が「開かずの間」
一、事件の発生から解決までが「七日間」
なのだが、誰も「七日間」は守ってないよね。
「開かずの間」を事件に絡めようとしたから、そもそも事件の発生が昔の話になりがちなせいもあるが。
後、加藤実秋はキャラはいいけど、縛り設定をことごとく活かさずに反則的な処理で済ませているので、この本の中では浮いている。
一番、印象に残ったのはサイコホラー風味の野村美月の作品か。
緑川聖司が一番まともだったかな。
ただ正直、どの作品も微妙だったので人には薦められない。
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