風見潤+ソノラマ文庫=クトゥルー?

　ソノラマ文庫の風見潤作品というと、真っ先に思い浮かぶのが『クトゥルー・オペラ』シリーズ。
超能力少年少女たちが科学の力でクトゥルーの邪神群と戦うという、クトゥルフ神話独特のおどろおどろしさもクソもないものだった。
当時、クトゥルフ神話の宇宙的恐怖に興味を持っていた俺の幻想を、もののみごとにぶっ壊してくれた。
SAN値の代わりに、別の物がゴリゴリ削られたような気がする。