アクティブニート
読了。
良いミステリーでした。
孤島、館(天文観測所)というシチュエーションに、星(隕石)というスパイス、個性的な登場人物とで雰囲気抜群。
後日談によるどんでん返しは想定の範囲内というか、あの人ってサイコパスっぽかったからなぁ。
これ以上の殺人は犯さないかもしれないけど、警察は本当に真犯人に気付いてくれるのだろうか。
それと隕石に関する蘊蓄が、いろいろと驚かされる。
地上に落ちた隕石は、必ずしもクレーターが出来ないという話。
地表に到達するまでに、大気との摩擦で運動エネルギーが削られ、ある程度まで減速していたら、クレーターは出来ない。
と言う理屈なのだが、頭では理解出来ても納得は出来ない。
あと、登場人物ではユニークなニート君が最高。
「ヒャッハー! 遺物は回収だー!」のセリフには笑ってしまった。
おまえ何処の国のオタクだよ。
しかもこのニート、行動力がぱないですよ。
ニート=引き籠りというわけではないんだけど、どうしてもイメージとしてね。
またニート君をレギュラーにして、ミステリーを書いてくれないかな。
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