今度は伯母が……

　木曜日ともなると、冷蔵庫も空になっているので、今日は外食する。
新刊を買いになんばへ出るついでもあったしな。
新刊を買って、飯を食って、さあ帰ろうかと携帯で時間を確認しようとすると、着信があったことを知らせるランプが……
実家からである。
何か食いに来いということなら、もう遅いんだよなぁと思いつつ電話してみる。
京都の伯母が亡くなったとの報せだった。
同居している従兄弟が、仕事から帰ってきたら、風呂場で倒れていたらしい。
つい2月ほど前の叔父の通夜の時に、わざわざ京都から駆けつけ、車椅子ながらしっかりした受け答えをしていた姿が、まだ記憶に新しいのに。
伯母と呼んでいるが、正確には父親の従兄弟の奥さんにあたるらしく、従兄弟も又従兄弟ということらしいのだが、ややこしいので単に伯母と従兄弟と呼んでいた。
葬式等には我々、子供世代は出席しないということで母親たちの間で協議されたとのこと。
叔父の時は、比較的、近所だったから、ほとんどみんな揃って顔を出していたが、京都ということで母達だけで行くことになったらしい。
でも、俺達もご香典は用意することに。
父親?
先日の叔父の四十九日には出席したくせに、京都は遠いので行けないとか言って留守番である。
そろそろジム通いを再開したいとかほざいていたはずなのだが。