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新作

その1
編集(以下、編)「先生、新作の構想が出来たそうですね」
作家(以下、作)「うむ。時代はやはり異世界転生チートだろう。わしもミステリー作家としてその波に乗らねば」
編「いや、先生、ミステリーで異世界転生チートは……」
作「まぁ、聞け。主人公は高校生探偵・須藤慎二。謎の組織の存在に気付いたが、組織の差し向けたトラックに跳ねられて死んでしまう」
編「いや、その名前はダメでしょう」
作「異世界に転生した慎二は、何故か小学生になっていてエドガー・ドイルと名乗って……」
編「没!」

その2
編「先生、今度こそまともなストーリーなんでしょうね」
作「最近はストーリーより、まずタイトルで読者を惹き付けるのが流行っているそうじゃないか」
編「まぁ、確かに。まずは手にとってもらうためにも、興味を惹きそうなタイトルが必要ですよね」
作「いくつかタイトル候補を考えたのだが」
紙を渡す。
タイトル案
『俺の密室がこんなに不完全なわけがない』
『やはり俺の密室トリックは間違っている。』
『とある密室の超電磁砲(レールガン)』
『僕は密室が少ない』
『密室殺人に出会いを求めるのは間違っているだろうか』
編「没。どこかで聞いたようなタイトルだし、だんだん意味がなくなってきてませんか」
作「うーむ、じゃあこれでどうだ」
紙を渡す。
タイトル案2
『ゼロから始める殺人の書』
『Re:ゼロから始める殺人生活』
編「ゼロから始めるを使いたいだけじゃないですか。没です! 没!」

その3
編「先生、いいかげんにちゃんと書いてくださいよ」
作「それならミステリーとグルメを組み合わせる構想があるのだが」
編「その手のはすでにいろいろ出てますよ」
作「謎の屋敷へ招待された人々が、屋敷に閉じ込められて殺し合いを強要されるというものなのだが」
編「それのどこにグルメ要素があるんですか」
作「強要されるのは殺しだけではなく、殺した相手をいかにおいしく調理して食べるかというものでな」
編「なんかミステリーというよりホラーっぽいですね」
作「タイトルは『蠱毒のグルメ』なんてどうだろう」
編「没!」

その4
作「時代はアイドルだ!」
編(また変なことを言い出した)
作「なんだその目は」
編「いえ、何でもありません」
作「これが当れば、ゲーム化やアニメ化だって夢じゃない」
編「先生の作風では無理があると思いますが」
作「心配いらん。ちゃんとリサーチ済みだ。タイプの違うかわいいアイドルをいっぱい出せば売れる。タイトルは『アイドルマーダー 死んでるらガールズ』!」
編「没!」
作「じゃあ、雪に閉ざされたホテルで次々に殺人事件が起こるのを実況する『デスライブ! シャイニング!!』とか」
編「キングに喧嘩売っとんのか!」

その5
作「この間『キャッスル』という海外ドラマを観たんだが」
編「あぁ、おもしろいですね、あれ。ミステリー作家が警察に協力して事件を解決するやつ」
作「あぁ、わしもああいうのを書いてみよかと思ってな」
編「でも今更海外ドラマの二番煎じなんてだめですよ」
作「なにもそのまま流用しようというわけではない。まず主人公を覆面作家にする」
編「覆面作家が正体を隠して警察に協力するんですか?」
作「本職は私立探偵にするんじゃ」
編「まぁ、それなら事件に関わることもありますね」
作「さらに覆面作家の正体が肉体労働系と頭脳労働系の二人組にする」
編「あぁ、エラリー・クイーンとかみたいな感じですね。あの人はトリック担当と文章担当でしたが」
作「名前は肉体労働系が左前正太郎、頭脳労働系を記憶喪失の青年でマーロウというのはどうだろう」
編「……なんか何処かで聞いたような」
作「タイトルは覆面作家をもっと格好良く言い換えて『仮面ライターW』とかどうじゃろ」
編「東映と石ノ森プロから訴えられるわ! 没!!」

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